ヌーベル・ベルデュール音楽教室 音便り

兵庫県伊丹市にあるピアノ・ソルフェージュ教室です。

大学受験、コンクール入賞・・コブリンの記事で色々思う事・・

piano

今月は、色んなことがありました。
音楽の道へ進む生徒さんの大学入試、受験推薦合格された方、ピアノコンクール挑戦、決勝進出、合唱祭伴奏の大役を果たした生徒さん達、みんなよく頑張りました!

先日はショパンコンクールインアジア で高校生が銅賞受賞、決勝進出が決まりました。

合唱祭伴奏は今年も多くの門下生が公立小中学、国立小、私立中学、高校で活躍されています。

灘中の門下生も「オーシャンゼリゼ♪」の合唱伴奏。灘中ってすごいんですね、校内の合唱コンクールのため、わざわざ外部からプロの演奏家審査員を連れてこられるのだとか。伴奏賞もあるし、頑張らなきゃって結構ノリノリで真剣です(笑)

公立中の伴奏で活躍した門下生のひとりは、クラスのみんなも頑張って金賞とれたので、市内の全金賞受賞クラスが集うイベントに伴奏で出演。昨年に続き、金賞受賞!素晴らしいですね♪


入試、まだこれからの方は、希望が叶いますようにと祈っています。

音楽の世界は、確実な正解がないため、試験官や審査員のものさしが全くそれぞれ異なり、どうなるか最後までわかりません。

最近、FBで東京芸大の先生までされた優秀なピアニストが出されてた記事より・・・

「さいきん、いろんなコンクールで聴き映えをよくするためなのか、バロックの音楽を手首やひじをくねくねこれ見よがしにうねるような音量の変化で弾く演奏をたくさん聴き、僕が大学で学んだバロック音楽とかけ離れてるような気がしてきて・・・あまりに自分の考えているバロック音楽と違う見解を聴きすぎると、自分の考えは間違っているのかなぁと疑心暗鬼になってきて、こんな不安な気持ちでは先生という職業は務まらないと、信頼するチェンバロ奏者の友人に相談してきました。じっくり聞けてよかった・・」と書かれてて、

結果はぼかされてましたが、チェンバリストからしたら、ロマン派のように弾くのはおかしいって言われてホッとされたんでしょう・・・

当時の作曲家のスタイルはうねるような音量変化で弾くイメージでなく作ったはずなのに、ロマン派のように抑揚をかなりつけて弾くのをよしとされる審査員が多くなってるんですね。

作曲家のイメージを大切にするのか、現代のピアノの良さを出して弾くのをよしとするのか、なかなか難しい問題だなとは思いますが、私は、今年の浜松国際ピアノコンクールで、アレキサンダー・コブリンがインタビューに答えておられるように、演奏者は自分よりも作曲家の世界感を伝えるのが先だと思っています。

こうやって音楽の場合、絶対正解っていう基準がないので、コンクールも受験も、みかんがいいか、りんごがいいかの世界。

自分がみかんの方が好きでも、リンゴの方が好きな審査員が多ければ不利。
でも、みかんが悪いわけじゃない。

何曲もあったら審査員が一番こだわり持って嫌ってることをやってしまったら・・他がどんなに良くてもいい点はつかないでしょうし・・

だから、結果にとらわれず精進される精神的な強さが必要になります。

でも、結果が出ない事が続くともうだめなんじゃないかって、落ち込む方多いと思います。

完璧な演奏なんてほとんどないのですから(プロの方々も100%満足な時はなかなかないってよく聞きます)

これからまだまだチャレンジの方々は、場数を踏んで、いろんなピアノやホールで、多くの経験をして、

何より音楽を愛する心を忘れずに、少しでも本番で実力を出せるように頑張っていってほしいです。

コブリン インタビュー 浜松国際ピアノコンクール 公式HPより


「私が求めているのは、自分自身よりも音楽のほうを愛している演奏家です。腕を高く振りあげたり、まるでニルヴァーナに入っているような感じで体を動かしたりする演奏家には関心がありません。
 私は音楽で、心に触れられたいし、泣きたいし、笑いたい。作品や作曲家の世界に連れて行かれたいのです。歴史上の偉大な演奏家を聴いていると、誰の演奏かということが表に出てきません。例えばルービンシュタインの演奏を聴いていると、これはルービンシュタインだ!という気持ちは自然となくなり、純粋に音楽にひたって楽しむことになる。それは、彼らが自分たちのエゴをよそに追いやって音楽を奏でているからです。そういう演奏家は、すばらしいですね。」
アレクサンダー・コブリン





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伊丹市 ヌーベル・ベルデュールピアノ教室
伊丹市・宝塚市・神戸・大阪などから通われるピアノ・ソルフェージュ教室です。
クラシックピアノで4年間ウイーンとパリの音楽院に海外留学した経験、
指導法スペシャリストより効率よく学べる幼児教材と指導法を学び
実践してきた経験、
コンクール審査員の経験などを生かし、幅広い年齢層とニーズに対応します。
幼児が初めて習う趣味のピアノはもちろんのこと、音高・音大受験希望、
音大卒業され講師をされてる方など、様々なニーズの方が通われています。
楽しく学ぶために、希望者にはクラシックのみならずポピュラーも多く取り入れています。
基礎をしっかりつけて効率よく学びたい方、お気軽にお問合せください。

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テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

  1. 2018/11/26(月) 01:22:13|
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